笠井叡新作ダンス公演

「櫻の樹の下には」

カルミナ・ブラーナを踊る

構成・演出・振付:笠井叡

出演:ユリアヌス大植 カリオストロ島地 ジニウス辻󠄀本 ド・モレー未來 ジャンヌ柳本 ヘリオガバルス笠井

チケット発売 2022年9月30日(金) 

2022年11月

23日(水) 24日(木) 25日(金)
19:30開演

26日(土) 27日(日)
15:00開演

※開場は開演の30分前

吉祥寺シアター

JR中央線・京王井の頭線 吉祥寺駅北口5分

http://www.musashino-culture.or.jp

櫻の樹の下には 死体が埋まっている 
残酷な惨劇の中に 美と生命復活 
人の屍を岩盤大地のうえに接ぎ木して 春を待つ
青空がささくれだっているから
太陽はあの地平線上には 昇るな
運命の女神フォルトゥーナ 去れ!

post-buto

ポスト舞踏派

一般前売 6,000円 / 一般当日 6,500円
U24 4,000円(24歳以下)

アルテ友の会 5,400円(会員割引)

全席指定・税込

 
※24歳以下のチケットをお求めの方は、当日、証明書をご提示ください。
※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。
※車椅子でご来場の方は、事前にお問い合わせ先へご連絡ください。
※開演後はご入場をお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。

全世界の支配者である運命の女神フォルテゥーナは、まず鉱物の中に、人間の死体の中に、全動物の死体の中に入り込んで、死体を復活に変える力を発揮する。


酒の神は人間のすべての苦悩を浄化する。


豊饒な生殖力の中に、最高のアートを生み出す創造力が潜んでいる。


真に歴史を牽引するのは政治的な力、戦争以上に、アートの創造力。春夏秋冬の四季の変化の中に働いている自然力。  


冬は鉱物的結晶力による根源的生命。

春は植物的に花々や樹木が成長する力。

夏は太陽の光と生命力。

秋はすべての死者によみがえりの力。


死体の中には 宇宙が滅びた後に、新たな宇宙を生み出す創造力が潜んでいる。

本作品は大植真太郎、島地保武、辻󠄀本知彦、森山未來、柳本雅寛という日本のコンテンポラリーダンサーとして実力を兼ね備えたダンサーをそろえ、笠井叡のカルミナ・ブラーナへの想いを通して、彼らの中に沈潜している日本的霊性とカルミナ・ブラーナの原初の意味をかさなり合わせることで、ポスト舞踏(舞踏以降、日本から生まれる新しい表現)が現れる可能性をこの作品で示したい。笠井叡の身体性を真似することではなく、同じ空間を共有し、笠井叡とコミュニケーションをとり、稽古を重ねて公演に挑むことで、笠井が考える、次世代への可能性をダンサー、観客に感じてもらえる作品とする。


構成としては、笠井叡振付で5人のダンサーが踊る群舞、トリオ、デュオ、ソロがあり、笠井叡との共演シーンもある。笠井がカルミナ・プラーナからインスパイヤされた上記したイメージからシーンが構築されていく。抽象的な概念から生まれるシーンの連続であるが、この舞台で生まれるムーブメントがポスト舞踏作品を次世代が紡ぎ出すきっかけとなっていく。


初演の「櫻の樹の下には」は 2022年度 江口隆哉賞 舞踊批評家協会賞 ダブル受賞

【新型コロナウィルス感染予防のためのご理解とご協力のお願い】
・当公演は新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する取り組みを講じた上で開催いたします。
・万が一、施設内で感染症の陽性が判明した場合、ご予約の際にいただいたお名前やご連絡先などの個人情報を保健所等の公的機関に提供する場合がございます。
・ご来場の際には必ずマスクをご着用のうえ、館内での手指消毒等にご協力ください。
・なお、37.5℃以上の発熱がある方や、体調不良が認められる方はご入場をお断りする場合がございますので、あらかじめご了承ください。